柿渋は鉄分に接触すると黒くなります。
古い鉄のクギ2本を柿渋(原液)に漬けておくだけで黒くなった柿渋の様子をご覧ください。和紙を着色して比較しました。
【ご参考】釘に柿渋を付着させた簡単なテスト
※使った鉄釘は新品ではなく、間に合わせに手元にあった古いものです。(↑上の写真は左右とも浸す前の写真です。)
同じガラス瓶の柿渋をクギの投入前と投入後に撮影したため、写真の撮影環境(時間)が異なり単純比較ができませんが、はっきり判るくらい黒くなりました。予想したより均一に黒くなっています。
※中粘度の柿渋は、低粘度や無臭品に比べ元々色合いが明るいので、変化が判りやすいです。
ガラス瓶から白い皿に移し替えた写真です。
(左:元の中粘度柿渋、 右:黒変した柿渋)
ガラス瓶の柿渋に和紙を浸して、発色の様子を見てみました。乾燥時間は1日です。
左:通常の中粘度柿渋に浸したもの、 右:黒くなった柿渋に浸したもの。
2枚の和紙を比べたところです。まだ1日後なので両方とも色合いは薄いです。吊り下げて乾かしたため、下端に液が溜まり濃くなっています。
柿渋染め製品を販売しています。 柿渋染め帆布(生地)の販売も始めました。