杉の板に柿渋(無臭品)を塗り、数日発色させた後、自作の蜜蝋ワックスとリボスをぬりました。
蜜蝋と荏油
蜜蝋ワックス(重量比3:7で、湯煎にて蜜蝋を荏油に溶かして作りました。)
杉の板に柿渋を塗り数日発色させた後、蜜蝋ワックス(左端)とリボス(右端)を塗ったものです。
左から、【柿渋の上に蜜蝋ワックスを2回塗装】【柿渋のみ】【柿渋の上にリボス(メルドス1回+クノス1回)】
霧吹きで水をかけ、撥水の様子を見ました。
水滴の状態で判断すると、蜜蝋ワックス>リボス>柿渋のみ、の順番です。
水分を拭き取った後、柿渋を薄く塗ってみました。蜜蝋ワックスの上で柿渋がはじかれているようです。
同じくリボスですが、こちらは、柿渋の吸い込みは良くないですがはじいている様子はありません。
左端の柿渋のみの部分と比較すると、柿渋の染み込みの差がわかります。
一度塗った柿渋を拭き取りました。
そして布で板を擦って蜜蝋ワックスとリボスを拭き取るようにしてから、改めて柿渋を塗りました。
(蜜蝋ワックス・リボスともに浸透していますので、実際には全て拭き取れている訳ではありません。)
蜜蝋ワックス(柿渋塗布直後)は、少し吸い込みが悪いですが、先程よりは柿渋が染み込んでいます。
同じくリボスです。
左端の柿渋のみの部分に比べると吸い込みは悪いですが、万遍なく柿渋が塗れています。
※光線の加減で右端の色が濃くなっていますが、実際にはリボスの部分は均等になっています。
少し時間をおくと、蜜蝋ワックスの上の柿渋が染み込んで、濡れた様子はなくなりました。
※光線の加減で右端の色が濃くなっていますが、実際にはこれも均等になっています。
リボスも同様です。
以上のことから、蜜蝋ワックスもリボス(オイル系)も、布などで擦ってやれば、上から柿渋を塗ることは可能だと思います。
ただし、日常のメンテナンスにより、何度も蜜蝋ワックスやリボス(オイル系)を塗り重ねた場合については、今回の簡単なテストでは検証できていないので、ご了解ください。
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