商品紹介

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2021年 丑年（牛：ウシ）年賀状の型紙

左側が年賀状型紙で、右は顔彩絵の具「四季の彩」を使って作成した着色例（コピーを商品に付属）です。

※渋紙の色はその性質上１枚１枚微妙に異なりますので予めご了承ください。

　顔彩絵の具　「四季の彩」　しきのあや

　すりこみ刷毛（１号、２号、３号、４号、５号）

伊勢型紙の年賀状用型紙について

　三枚の和紙を柿渋（※）を用いて縦・横・縦に張り合わせ、乾燥後に木材の煙で一週間から十日間ほどいぶし、この行程を二回繰り返し４０日かけて型地紙と呼ばれる紙を作ります。この型地紙を伝統工芸の技法で彫り上げたものがこの葉書型です。すべてが手作業です。
特徴は、伸縮が少なく水に強いので、何枚も染めることが出来る点です。

初めての方へ

• 作成にかかる時間について、色分け（色数）や手際によっても変わりますが、不慣れな方の場合、一枚刷るのに１０分前後かかる場合もございます。作成枚数と年賀状を投函される予定日を念頭に逆算して、余裕を持って取りかかられることをお勧めします。
• 色分け（配色）によって作業の難しさも異なりますが、事前に試し塗りをして、手順に慣れてから作業しましょう。
• ご希望の色合いを出すために、重ね塗りや混色などが必要になる場合もございますが、重ね塗りする場合、色が濁らないように淡い色から塗るのもポイントです。 混色する場合は、事前に別の筆でパレットに多めに色を作っておくと、途中で作り足す手間がないので、スムーズに作業ができます。
• 刷毛は色ごとか同色系で分けて使うと刷毛の色残りが気にならず色がきれいで作業も早いです。
• はじめに、はがきと型紙を机にマスキングテープ等粘着力が小さいテープで貼っておくと、途中でずれることがありません。文鎮でも構いません。
• 着色する際には、絵の具と刷毛に含ませる水分は極力少なめにします。
• 着色中の注意点ですが、型の上に残った前の色が、染めたい色を濁らせることがあります。気になる場合は、湿らせたティッシュペーパーやふきん等で時折余分な絵の具をふきとってから、次の色を染めてください。
• 染めない部分の型の上に別の紙で（画用紙や不要なはがきなどでよいです）おおまかに覆いながら行うと、型の汚れも減り、染め分けもより美しく、安心して刷毛を動かすことができます。

＜用意するもの＞

• 型紙
• はがき
• すりこみ刷毛
• 顔彩
• 水入れ
• 筆ふき
• いらない紙（ミスコピー紙やツルっとしてないチラシの裏面等）
• クリップ又はマスキングテープ

＜ハガキ・年賀状に摺り込む手順＞

1. ハガキの上に型紙を重ねクリップで３カ所とめるかマスキングテープで机に固定します。
2. 刷毛を水で湿らし筆ふきで軽くふき、顔彩をこすって刷毛に色を移します。
3. 刷毛をいらない紙の上で小さな弧を描くようにぐるぐるかきます。刷毛に残った絵の具がべとべとでなくなって 扱いやすくなったのを確認してから型紙の上で刷毛を動かします。
4. 色分けをするときは色相ごとに刷毛を用意した方が刷毛を洗う時間が減り、色も濁らず効率よく進められます。 小さな部分や隣接した部分の色分けは、いらない紙や広告ハガキをいろんなカーブに切ったり穴をあけたものでカバーするときれいにできます。

＜こんなときは？＞

• 輪郭がぼける場合
  ○刷毛が隅までいっていますか？
  刷毛はとんとん叩き込まずくるくると軽い力でまわします。細かい所はそこを意識して動かす方向を調整します。また、刷毛の毛先がすり減ってばらついているとやりにくいので新しいものお使い下さい。
  ○紙は、滲みやすいものを使っていませんか？
  普通ハガキやインクジェットハガキは大丈夫です。和紙ハガキはにじみにくいと表記があるものだと安心です。刷毛にとった絵の具が多すぎると余分な絵の具が型の裏までまわってしまい汚れやにじみになります。
• 色が薄い場合
  ○刷毛にとる絵の具の量が少なすぎてはいませんか？
  湿らせた刷毛で絵の具を取りますが刷毛に絵の具がつきすぎたら、拭いたり、いらない紙でくるくるし続けるとちょうど良くなってきますので、 薄いと感じていらっしゃるなら少し多めにとって絵の具を濃くしてから、後で刷毛の水分量を調整しておこなってみてはいかがでしょうか？
  また逆に水が少なすぎても刷毛に絵の具がつきにくく、摺り込んでもかすれてしまいます。
  混ぜた色を別の皿でたくさん用意してから作業を効率よく進めるなら、混ぜた色を乾くまで置いておいて水分が減らし、水をしっかり拭き取った刷毛で行ってください。

年賀状型紙「黒」（強化版）について

　渋紙の年賀状型紙は水に強く伸縮が少ないとはいえ、多くの枚数を刷りこんでいると、次第に絵具の水分を含んで部分的に伸長が起こり、刷り難くなってきます。そこで、渋紙の表面に樹脂塗料（黒色）を塗り、水分を吸収しにくくしました。これにより、通常の渋紙に比べ、一度に多くの枚数を刷ることができます。（通常の渋紙も、部分伸長した場合には、作業を中断し乾燥させることで何度も使用可能です。）

※江戸小紋の染色工程では、下準備として、型紙は事前に水に浸され、全体を均一に伸長した状態にされます。そして、表面の水分を拭き取り、染付（型付け）されるのですが、これは（年賀状型紙とは逆で）水分を含んで伸びた状態での使用が前提となっているのです。

ご自身でデザイン・彫刻される方へ

無地渋紙はがきサイズ

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